👨‍🌾🐵AMMs and Yield Farming

Yield farming、AMM、流動性poolなどをちょっと覗いてみましょう！

分散型金融には、AMM（Automated Market Makers）、semi-collateralized stable coins、synthetic assets、yield farmsなど、あらゆる種類の興味深いプロジェクトがあります。スマートコントラクト（すべての分散型アプリケーション（略してdApps）がベースにしている技術）の良さは、まだ限界が見えていないということです。

今日は、AMM とは何か、どのようなメリットがあるのか、どのように機能するのか、Crystl Finance とどのように関連するのかについて簡単に説明します。

AMMってなに?

BSCとPolygonで人気のAutomated Market MakerであるApeSwapのスワッピングインターフェース

AMM（Automated Market Maker）とは、分散型取引所の一種であり、ユーザーが（他のユーザーとではなく）スマートコントラクトと繋がることで、暗号通貨を別の通貨と交換するものです。

どのような仕組みになっているのか？

流動性プールの基本とAutomated Market Makersがその目的を達成する方法

すべてのAMMが同じように作られているわけではなく、極めてシンプルな数学的方程式を使うものもあれば、はるかに複雑なものもあります。しかし、いずれもconstant product formulaの概念に従っています。大原則は、ユーザーがトークンペアの流動性プールを作り、他の人が購入できるようにすることです。トークンを購入したいときは、そこにあるトークンAを流動性プールから引き出し、代わりに別のトークンBをプールに追加します。

これにより、トークンAの供給が少なくなり、トークンBの供給が多くなるため、そのペア内のトークンAの価格が上昇しますが、売り操作の場合はその逆になります。トークンAを増やし、トークンBを引き出すことで、Aの価格が下がるのです。

流動性を提供するメリットは？

ApeSwapの分散型取引所の流動性追加画面

流動性プールに貢献するメリットは、取引が行われるたびに、その取引の一部が手数料として流動性プールに貢献している全員に分配されることです。流動性を追加する方法については、こちらをご覧ください。

Impermanent lossとは?

インパーマネント・ロスのグラフ：トークンの現在価格（x軸）が上昇すると、流動性の価値（y）が失われる

ほとんどの暗号通貨（DAIやUSDCのような一部の安定したコインを除く）に共通するボラティティが高いという性質を考えると、それらは常に価値の変化にさらされています。流動性を提供するにはトークンAとBを同じ価値で拠出しなければなりませんが、それらのトークンの一方または両方の価格が変化した場合はどうなるでしょうか？

このような時、AMMは自動的に片方の資産をもう片方の資産と交換し、同等のペアリング(1:1)を確保します。これは、投資家にとってどのような意味を持つのでしょうか？

例えば、あなたがトークンAを50ドル、トークンBを50ドル使い流動性を提供し、その時点でトークンAの価格が2ドル、トークンBが1ドルだった場合、あなたは25A、50Bを拠出したことになります。仮にトークンBの価値が1トークンあたり2ドルに跳ね上がり、トークンAが同じ価格のままという状態で、あなたが流動性を引き出そうとした場合、提供した量よりトークンBが少なく、トークンAが多くなっていることにすぐに気が付くと思います。もしこの価格で流動性を引き出したら、LPに貢献せずにトークンBを保有していた場合と比較して、約6％の損失が発生することになります。これは、インパーマネントロスを説明するための極端な例であることを覚えておいてください。

Slippage and Price Impact

Slippageとは、売買で買い手が「損をすること」を受け入れることができる閾値のことです。このSlippageは、Transactionを送信してから実際に実行されるまで間がかかるために発生するものです。Transfer taxが設定されているトークンでは、Transactionの中でも発生します。

このため、$SINGのようなtaxがかかるトークンの場合、取引を実行するためには、Slippageを少なくとも5％に設定する必要があります。Slippageを高く設定すると、損をする可能性が高いので、常に可能な限り低いSlippageで取引を試みることが重要です。

Price impactとは、ごく簡単に言えば、LPにトークンが追加されたり、減らされたりしたことによる価格の増減のことです。流動性が低く、取引可能なトークンが少ない場合、Price impactが高くなることが予想されます。他の人の取引にも同じ程度の価格影響があるため、あなたの取引がブロックチェーンに届く前に価格がSlippageの閾値を超えてしまう可能性があります。そのため、あなたの取引を処理するためにSlippageを増やす必要がある可能性があります。

Yield Farmとは?

イールドファームとは、流動性提供者にインセンティブを与えるDeFiプロトコルです。Crystal FinanceはVaultを提供しているイールドファームです。イールドファームは、DeXと直接リンクしている場合もあれば、全く関係のないプロジェクトである場合もあります。イールドファームの目的は、特定のプールに流動性を提供することへの追加のインセンティブを提供することです。イールドファームは、LPトークンをプラットフォームに預けたユーザーにファームトークンと呼ばれる特別なトークンを与えることで、インパーマネントロスによるコストを相殺する手助けをするとともに、ユーザーの収益を増やすことができます。このファームトークンは、イーサリアムベースのブロックチェーン（BSC、POLYGON、FANTOMなど）上の他の暗号通貨と同様に、売買や他のスマートコントラクトとのやりとりが可能です。

イールドファームに関するよくある誤解

イールドファームの人気が急上昇し、誰もがDeFiプロジェクトを立ち上げることができるようになったため、イールドファームは少し悪い評判を受けがちです。イールドファームに関する一般的な非難の中には、トークンがインフレ傾向にあるため、一部の人が何百万ドルも稼ぎ、遅れて参加した人が損をするというようなゼロサムゲームになっているというものがあります。このようなルールはありません。

トークンの確固たるユースケースを生み出している素晴らしいイールドファームはたくさんあります、NFTやゲームなどがその一例です、そしてCrystal Financeの場合は多くのパートナープールを通して報酬を得ることができるということが挙げられます。

例えば、Crystl Financeのパートナートークンは既にかなりの規模になっており、プラットフォーム上にそれぞれプールを持っています。このプールでは、ネイティブのファームトークン($CRYSTL)を賭けてETH、MATIC、USDCなどの非ネイティブトークンや、JDIなどのあまり知られていない興味深いプロジェクトのトークンを獲得することができます。これは、$CRYSTLの保有者とエコシステム全体に3つの大きなメリットをもたらします。

1. 投資家は、マーケットで大量に売却しても$CRYSTLの価格に影響を与えることのないトークンを$CRYSTLを用いて獲得することができます。
2. 投資家は、自分のポートフォリオを拡大して、他の方法では触れることのなかったトークンを$CRYSTLを用いて獲得することができ、それらのトークンを購入する場合と比較して、ほとんどリスクを負いません。
3. パートナーは、Crystl Financeのプラットフォーム上で投資家の目に触れさせることができます。Crystl Financeを利用する投資家たちは受動的にパートナートークンを獲得することができ、その結果長期的な保有者が増える可能性があります。

イールドファーミングはパッシブインカムを得るための興味深い方法です。しかし、基本的には価格を推測すべきではありません。というのも、価格の変動を推測するには、その価値を決定する要因があまりにも多すぎるからです。

これらのトークンは、プラットフォーム上でパッシブインカムを得るために使用されるものであり、ビットコインやDogecoinのような投機的な資産ではありません。

イールドファーム・トークンを購入し、一夜にして価値が急上昇すると思って保有していても、その主張はおそらく間違っているでしょう。優れたイールドファーム・トークンは、プラットフォーム上で関心が高まっていくにつれて、ゆっくりと、しかし着実に価値が上昇していきますが、特に初期の段階では、流動性の低さやコミュニティの盛り上がりなどの様々な要因により、かなり極端な価格変動が発生します。

翻訳元：https://polycrystal.gitbook.io/polycrystal-finance/crystal-clear-education/defi-concepts/amms-and-yield-farming