Crystal Clear教育シリーズ 8: Trust WalletでのMATICネットワーク設定方法

Aug 15, 2021

MetaMaskの設定ガイドをご覧になった方はご存知だと思いますが、ウォレットは分散型アプリケーション(dApps)とのやりとりや、暗号通貨トークンを保管するために必要な基本的なツールです。MetaMaskのファンではない🙄という方は、Trust Walletも信頼できるウォレットの選択肢の一つとして検討してみてください😁 このガイドでは、PolyCrystal.Financeや他のdAppに接続できるように、Trust Walletを設定するプロセスをご紹介します。また、PolyCrystalが提供しているFaucet(蛇口)を使ってPolygonで$MATICを無料で入手する方法もご紹介します🤑

※この記事は、金融的なアドバイスの目的で執筆されておらず、あくまでどのようにTrustWalletというツールを使うかの解説を目的としています。投資をする際は、自己責任でお願いいたします。

Trust Walletの設定

Trust Walletは、iOSとAndroidで利用できるモバイル暗号通貨ウォレットアプリケーションです。Trust Walletの主な利点は、BSC、ETH、Polygonなどの複数のネットワークに接続することが非常に簡単だということです😮! このチュートリアルでは、AndroidデバイスにTrust Walletをインストールする方法をご紹介します📱。Trust Walletをインストールするには、公式サイトである trustwallet.comにアクセスするだけで大丈夫です🤩。

先に述べたように、私たちはAndroidデバイスでチュートリアルを進めます。適切なインストールソース（TrustWalletのWebサイトなど）に移動したら、モバイルデバイスにTrust Walletアプリケーションを”インストール”してください👌

インストールが完了したら、Trust Walletのアプリを開きます。最初に以下のような画面が表示されます。”CREATE A NEW WALLET(新しいウォレットを作成する)” ボタンをクリックして進みます。すでにウォレットを持っている場合は、”I already have a wallet(既にウォレットを持っている方)”という別のオプションを使用することができます

⚠️Warning:次のステップはとても重要です! あなたのウォレットの秘密鍵となる秘密の言葉が出てきます。秘密鍵を必要とするのは、自分でウォレットを復元するときだけですので、絶対に誰にも教えないでください。（この秘密の言葉を聞いてくる人がいたら、それは100%詐欺師です。）秘密鍵を知っている人は、ウォレットとそのウォレットの中の資金を自由に扱うことができるということを忘れないでください。もしこの秘密の言葉を無くしたら、基本的にウォレットに保存されているすべての資金にアクセスできなくなり、絶対にリカバリーすることができなくなります。この秘密の言葉をメモなどインターネットにつながっていないモノに書き留め、人目につかないように保管することをお勧めします。秘密の言葉をコンピュータやモバイル機器に保存することは、その機器がハッキングなどされた場合、あなたの資金が危険にさらされることになるため、お勧めできません。チェックボックスにチェックを入れて、”CONTINUE(続ける) “を押してください。

次のステップでは、保護措置として、Trust Wallet上でスクリーンショットを撮ることができませんでした。皆さんの画面上には今、12個の秘密の言葉が表示されているかと思います。順番も秘密鍵の一部なので、必ず順番通りに書いて保存し、”CONTINUE(続ける)”を押してください。すると、”リカバリーフレーズの検証”というページに移動しますので、先ほどメモした秘密の言葉を順番通りに入力して、”CONTINUE(続ける)”を押してください😀!

おめでとうございます！これで、暗号通貨ウォレットが完成しました。次のいくつかのセクションでは、PolygonとPolyCrystal.Financeを使用するための最低限の手順をご紹介します。

$MATICと$CRYSTL💎をトラストウォレット上で表示させる方法

Polygonネットワークでは、$MATICが取引手数料の支払いに必要です。そしてもちろん、$CRYSTL💎はPolyCrystalのネイティブトークンであり、あなたのDeFiでの運用に際して、Polygonのエコシステム内の様々なプロジェクトからパッシブインカムを得るために使用することができます🤑。これらのトークンをウォレットに追加することで、Trust Wallet内の残高をいつでも確認できるようになります。お使いの端末で以下のアイコン(右上)をクリックしてください。

そうすると、様々なトークンを検索できるメニューが表示されます。$MATICはよく知られていて広く認知されているので、”MATIC”と検索すればこのリストの中から簡単に見つけることができます。ここでは、Polygonネットワーク上の$MATICトークンを追加したいので下記の”Polygon MATIC”を有効にして、ウォレットに常に表示されるようにしましょう👍!

次に、$CRYSTL💎も追加しておきましょう。しかし、このトークンはまだ認知度が低いので😝、”Add Custom Token(カスタムトークンの追加)”を使ってカスタムトークンとして追加する必要があります。
先ほど$MATICを追加したところの一番下にあります。

次は、トラストウォレットが$CRYSTL💎を認識できるように、いくつかの情報を入力する必要があります。現在、私たちのトークンはPolygonネットワークでのみ利用可能なので、それを選択します。

Polygonを検索するのが一番簡単な方法です。そして、表示された”Polygon”をタップします。

次に、以下の情報を入力します。

Contract Address(コントラクトアドレス): 0x76bf0c28e604cc3fe9967c83b3c3f31c213cfe64

Name(名称): CRYSTL

Symbol(シンボル): CRYSTL

Decimals(ケタ数): 18

この情報は、Polygonscanに掲載されています。

すべての項目の入力が完了したら、”DONE(保存)“をタップします。

これで、私たちのお気に入りのトークン$MATICと$CRYSTLがウォレットの中に表示されました。お疲れ様でした😉

PolyCrystal.Financeに接続して$MATICを無料で入手する方法

ウォレットに$MATICと$CRYSTL💎の両方が表示されるように設定した後、PolyCrystalのDAppに接続して、PolyCrystalのFaucet(蛇口)というサービスから$MATICを無料で受け取る準備ができました。下の方にある、”DApps”をタップしてください。

“Polycrystal.Finance”と検索すると、Trust Walletアプリ内にdAppが表示されます。

いい感じですね！しかし、右上の方を見るとEthereumのアイコンが表示されていますね。これは現在Trust WalletがEthereumのネットワークとつながっているということです。PolyCrystalはPolygonネットワーク上のみで動くアプリケーションなので、これをPolygonに変更します。

ご覧の通り、Trust Walletは非常に便利で、様々なネットワークに簡単に接続することができます。それでは”Polygon”を選択してみましょう。

Trust Walletは自動的にPolyCrystal.Financeへの接続を求めてきます。確認して “CONNECT(接続) “を押してください。

下図のように、ウォレットのアドレスがPolyCrystalに表示されていることを確認してください。表示されている場合は、接続に成功したということです。ここのネットワークの変更はよく忘れてしまうところなので、忘れないようにしましょう！

まだ接続されていない場合は、”Connect “ボタンを押してください

次に、PolyCrystalから無料の$MATICを入手しましょう。ナビゲーションメニューから “Trade” →”Faucet “の順に選択してください。

“Use our MATIC Faucet”を押してください。

しばらくすると、PolyCrystal dAppからポリゴンネットワーク上のあなたのアドレスに、少額の$MATICが送られてきます。

Trust Walletのメインメニューに戻ると、実際にトークンを受け取ったことが確認できます。

$MATICを無料で獲得できるFaucet(蛇口)についてもっと詳しく知りたい方は、Crystal Clear Educationシリーズのドキュメント(英語)またはこの記事(日本語)をご覧ください🤓📕

What’s Next?

これで、Trust Walletの設定とPolyCrystal.FinanceのdAppとの接続が完了し、DeFiの旅を始める準備が整いました。もちろん、Faucetから与えられた少額の$MATICは、数回の取引にしか使えません。本格的にDeFiへの投資を開始したい場合は、Binance.comやMEXC.comなどの取引所でフィアット(円やドルなどの法定通貨)建ての暗号通貨を購入し、Polygonネットワーク上のあなたのアドレスに送信することになります。ただし、すべてのトークンがPolygonネットワークへの送金に対応しているわけではないこと、取引所自体がPolygonネットワークへの送金に対応してない場合があることに留意してください。

最近、Binance.comからPolygonに$MATICを送金する方法を紹介していますので、そちらもご覧になってください。そのガイドではMetaMaskを例に挙げましたが、Trust Walletでも操作手順はよく似ています。トークンビューの”Receive(受信する)”ボタンを押すと、Trust Wallet の Polygonウォレットアドレスをいつでも確認することができます