$CRYSTL Governance: Proposal 1の詳細に関して💎

Nov 23, 2021

#CrystalCourtに参加して$CRYSTLの未来を決めよう!

11月28日2200UTC(日本時間：11/29 Am7:00)に行われる$CRYSTL Governance スナップショットが間近に迫っています! それに伴い、我々のコミュニティのメンバー全員が、Crystl Financeに影響を与える可能性のある各提案について情報を得ることで、来るべき投票期間に備えることが非常に重要です。みなさんの一票一票で我々の未来が決まりますので、皆さんぜひ参加して下さい！

このシリーズでは、各提案の背景にある理由に迫るとともに、各提案におけるOption AとOption Bの違い、メリット、デメリットを解説していきます。

Proposal 1: Vaultの収益配当の実施(Implement Vault Revenue Dividends)

Option A: Vaultのパフォーマンス・フィーを使用して、$CRYSTL-$CRO LPを新しく作る機能(Poolのようなもの)にステークしたユーザーに収益配当を支払う。
Option B: パフォーマンス・フィーを収益分配の配当に使用しない。こちらが可決された場合、私たちはコミュニティの意見を聞き、パフォーマンス・フィーの使用に関する新しい提案を作成し、再度Governanceを行います。

Option Aが可決された場合、新しい専用のページでLPトークンを預けている$CRYSTL-$CRO流動性提供者への収益分配が実施されます。そうでない場合は、Option Bが可決されるということになるので、コミュニティからの提案や意見を収集し、他の手段を検討することになります。

提案理由

以下では、Proposal 1が投票にかけられる理由について、いくつかの詳細と理由を説明しています。

成長見込み

特にCronosのCrystl Vaultsでは現在、蓄積されたパフォーマンスフィーから大きな収益を得ています。現在、我々のCronos Vaultsでの約400万TVLからの年間収益は、約100万$USDと予測されます。今後、このネットワークでの拡張を進めていく中で、この収益はさらに増加していくものと予測しています。Relay、Crodex、CronaSwap、PhotonSwap、Dexpadなどのパートナーと密接に連携し、より多くのプロジェクトをCronosに導入していくことで、Crystl FinanceがCronosで提供するVaultの数は増え続け、それと同時にユーザーには投資額を飛躍的に増やすための様々なオプションを提供することになります。これにより、年間収益は現在予想されている100万$USDを超えて成長する可能性があります。

実際の収益

Cronosでのローンチが成功し、さらに成長する可能性がある以上、この新しいVaultの収益を最大限に活用する方法を検討する必要があります。その一つが、Crystl Financeのユーザーに直接還元するという方法です。

収益配当により、$CRYSTLの流動性提供者は、ネイティブチェーン（この例ではCronos）上のVaultが蓄積したパフォーマンスフィーから直接、リアルな収益を得ることができます。ここで重要なのは、このパフォーマンス・フィーは、（イールド・ファーミングのように）空気中から永久に鋳造されるトークンではなく、Vaultsが提供するサービスから蓄積された実際の利益であるということです。これにより、Crystl Financeが提供するVaultサービスから分散型の収益を得ることに関心のある投資家を、我々のプラットフォームに初めて呼び込むことができるようになったのです。

スケーラビリティ

Crystl FinanceがVaultプラットフォームとして成熟してきた今、現在のビジネスモデルを評価し、将来の選択肢を検討する良い機会となりました。私たちの古いVaultは、パフォーマンスフィーを使って$CRYSTLを買い戻し、それらのトークンを燃やすように設計されています。しかし、これは私たちのプラットフォームやコミュニティに利益をもたらす唯一の方法ではなく、そしてむしろ最良の方法ではないかもしれません。現在、$CRYSTLを買い戻して燃やすために使われている資金は、流動性提供者にインセンティブを与えるためにもっと有効に使える可能性が十分にあります。考慮すべき重要な要素の1つは、スケーラビリティ（拡張性）であり、将来的に有利な立場になるためにはどうすればよいかということです。私たちCrystl Financeは、Crystl Vaultsで複数のチェーンに拡大することを計画していることから、コミュニティに配慮し、複数のチェーンでトークンに利益をもたらす最善の方法を検討することが重要となります。

収益配当 VS. Buy Buck & Burn(BBB)

結局のところ、Proposal 1は、Cronosでのローンチの成功から得られた収益が、我々のプラットフォームとCrystl Financeコミュニティ（$CRYSTLホルダーの皆様）にとって最大限の利益となる方法で利用されていることを確かなものにするためのものです。Crystl FinanceがVaultプラットフォームとして成熟していく中で、現在のBuy Back＆Burnモデル（略してBBB）は、必ずしも$CRYSTLの価格に利益をもたらす最も効果的な方法ではありません。データからわかるように、Vaultによるバーンは私たちのトークンの価格を助けるためにはあまり効果がありません。BBBに使用された資金は、収益配当モデルによって価格に今までより大きな効果をもたらし、より良い用途に使用することができる可能性があります。CRYSTL LPの提供者に配当として支払われるパフォーマンス・フィーという永続的な収入源を導入することで、このモデルからの収益を希望する投資家の需要に応じてCRYSTLの価格が自然と上昇するようになります。

さらに、配当金を得るためのステークスオプションは、目に見えるということと、計算できるという大きなメリットがあります。端的に言えば、$CRYSTL-$CROを預けて配当を得るモデルは、測定可能で理解しやすいということです。それに比べて、BBBの効果を把握することは、目に見えず、計算不可能であり、散発的であるということから非常に困難です。新規ユーザーがCrystl Financeにアクセスする際には、仮に$CRYSTLホルダーになったとして、”$CRYSTLのBBBがどのように自分にとって有益なのか”を理解しようとするのではなく、”$CRYSTL-$CROを預けてVaultの収益配当を得ることで、どれだけのAPRを得られるのか”を正確に確認することが望ましいと言えます。

Option AとOption Bの比較

Option Aの大きなメリットとしては、$CRYSTLホルダーがCrystl Vaultsのパフォーマンス・フィーから得られるリアルな収益を得る機会に直接参加できることです。CRYSTL-$CRO LPを作成してステークすることで、投資家は実際に持続可能な長期的収益を得るチャンスを得ることができます。これは、何もないところからトークンを鋳造することに基づいた収益モデルとは全く異なります。簡単に言えば、$CRYSTL-$CRO LPをステークすることで、投資家は予想される100万米ドルの年間収益（我々Crystl Finance自身とCronosでのチャンスが増えればそれ以上になるかもしれません）からその一部を得ることができます。

将来的には、このモデルを他のブロックチェーンでも再現し、ユーザーがそのチェーンに固有のVault収益を得られるようにすることができます。例えば、$CRYSTL-$BNBを賭けて、BSCのVaultからの配当を得ることができます。また、Vault収益の配当を得るためには、流動性を提供することが条件となりますので、実際には2つの問題を同時に解決することになります。複数のチェーンの流動性提供者にインセンティブを与えることで、$CRYSTLトークンの流動性が高まり、アクセスしやすくなるだけでなく、流動性が深まることで、長期的には価格のスリッページが減少し、価格の安定性が高まります。

一方、Option Bのメリットは、Vaultの収益をどのように活用するか、他の手段を時間をかけて検討できるということです。CRYSTL LPホルダーへVaultsの収益を配当という形で分配することは、この問題に取り組むための一つの手段に過ぎず、Crystl Financeと$CRYSTLホルダーに利益をもたらす方法は他にもあるかもしれません。

どちらの選択肢にもメリットがありますが、Cronosのエコシステムがまだ若いことを認識することが重要です。もしOption Bが可決された場合、その後の決定に時間がかかりすぎると、Cronosでの先行者としてのチャンスを逃すことになりかねません。一方、コミュニティがOption Aを選べば、私たちは$CRYSTL-$CROの収益配当モデルのステーキングオプションをより早く開始することができ、私たちのプラットフォームから魅力的な収益配当を得ることを望む新しい投資家を惹きつける可能性があります。Cronosは大きな成長を遂げており、ローンチから1週間でトップ20のチェーンになりました。最近では、Crypto.comが積極的なマーケティング戦略を続けていることもあり、$CROトークンが過去最高値を複数回更新しています。Cronosと$CROには多くの注目が集まっていますので、早急に$CRYSTLの流動性を$CROと組み合わせることで、私たちの成長を後押しすることができるでしょう。

今後の流れについて

私たちのソーシャルメディア(Twitter、Telegram、Discord)、そしてMediumに注目していてください。今後、残りの提案の詳細について、さらに3つの記事を掲載する予定です。11月28日22:00UTC(日本時間：11/29 Am7:00)のスナップショットに向けて、コミュニティメンバー全員がこの記事を何度も確認することを強くお勧めします。十分な情報を得ることで、コミュニティとして最善の決断を下すことができます。今回のGovernanceの提案についてご質問がある場合は、コミュニティに参加してTelegram または Discord でご質問ください。

Read the $CRYSTL Governance Announcement（English）

$CRYSTL Governanceに関して (日本語)

$CRYSTL Governance Proposal 2に関して (日本語)

翻訳元：https://crystlfinance.medium.com/crystl-governance-proposal-1-82302e3f79b4